「賢いカーライフの選択」個人向けカーリースのメリットを大公開

カーリースの基本概要

カーリースとは?

自動車を所有せずに、一定期間、月額料金で利用できるサービスです。
所有権はリース会社にあり、利用者は使用権のみを持つ点が特徴です。
新車から人気の中古車まで、幅広い車種の中から選ぶことができます。

個人向けカーリースの仕組み

<契約期間>

  • 一般的な契約期間は2年、3年、4年ですが、リース会社によって異なります。
  • 契約期間中に車を乗り換えたい場合や、もう少し乗り続けたい場合は、リース会社に相談することで、契約期間の変更が可能な場合があります。

支払い方法>

  • 月額料金は、車両代金、税金、保険料、メンテナンス費用などが含まれます。
  • 支払い方法は、口座振替やクレジットカードが一般的です。

<車両の選定>

  • リース会社が取り扱う車種の中から、自由に選ぶことができます。
  • 人気の車種や、最新のモデルも豊富に取り揃えられています。
  • オプションも選択でき、自分好みの車にすることができます。

<契約終了時の車の扱い方>

  • 契約満了時には、車を返却するか、買い取るかの選択ができます。
  • 買い取る場合は、残価を支払う必要があります。
  • 返却する場合は、車両の状態によっては、超過使用料や修復費用が発生する場合があります。

リース契約の流れ

1)リース会社の選定

複数のリース会社を比較し、自分に合ったプランを選びます。
比較サイトや口コミなどを参考にすると良いでしょう。

2)車両の選定

リース会社が取り扱う車種の中から、希望の車種を選びます。
オプションも合わせて決定します。

3)契約内容の確認

月額料金、契約期間、走行距離制限など、契約内容をしっかりと確認しましょう。

4)審査

リース会社が、契約者の信用情報などを審査する期間です。

5)契約

審査が通ると契約書の取り交しです。
契約書に署名・捺印を行い、契約を締結します。

6)納車

契約手続きが完了すると、いよいよ車両が納車されます。

カーリースのメリット 7つ

1.初期費用が不要

新車購入時にかかる登録費用、重量税、自動車税などの諸費用が不要です。
まとまった資金の準備が不要なので貯金が少ない方でも、気軽に新車に乗ることができます。

リース会社によっては、納車費用も含まれている場合があります。
例えば車両の納車場所までの輸送費用やナンバープレートの交付手続き費用などが納車費用に含まれているケースです。

2.月々の定額料金で安心

月々の支払額が一定なので家計管理がしやすく、将来の計画費用が予測しやすいでしょう。
突然の大きな出費に備える必要がありません。

ボーナス払いの設定がないのでボーナスに左右されることなく、安定した月々の支払いが可能です。

3.税金や保険料も込み

自動車税、重量税、自賠責保険料などが含まれるので税金や保険の手続きが不要になり、手間が省けます。
自動車税の申告もリース会社が手続きを行うため、自分で手続きをする必要がありません。

4.車検やメンテナンス費用が定額化

車検費用、オイル交換、タイヤ交換などが含まれる場合が多いので定期点検時に別途費用がかかる心配がなく、安心して車を運転できます。
定期的なメンテナンスにより、車の状態を良好に保てるので突然の故障のリスクも軽減できます。

5.頭金やボーナス払いなし

万が一、手持ち資金が少ない方でも始めやすいのがカーリースです。
頭金やボーナス払いが不要なので、無理なくカーライフをスタートできます。

また、契約期間満了時に気軽に新しい車に乗り換えることも可能です。

6.車種やグレードを自由に選択可能

新車から人気の中古車まで、幅広い車種の中から選べる野が特徴です。
例えば、セダン、SUV、ミニバンなど、ライフスタイルに合わせて最適な車を選べます。

また、最新の安全装備や快適装備が搭載された車も選べる場合もあり、より安全で快適なカーライフを送ることができます。

7.会計処理が簡単

法人利用の場合、経費として処理できるので自動車購入した場合と比較すると、会計処理が簡略化されます。
しかも車両料金だけでなく、車に関する税金やメンテナンス料も含められたカーリース料は全額損金に算入できるので税金対策にも有効です。

カーリースのデメリット 5つ

1.走行距離制限

年間走行距離が契約で定められています。
それを超えると1kmあたり数円の超過料金が発生します。

業務で頻繁に長距離移動をする方や、趣味でドライブを楽しむ方は、超過料金が負担になる可能性があります。

走行距離制限の内容なリースプランによって異なり、無制限プランや、一定の範囲内で超過料金が発生しないプランも存在します。
契約前によく確認して自分の利用状況に合わせて、プランを選ぶことが重要です。

2.カスタマイズが制限される

車両の外観を変更したり、内装パーツを交換したりするカスタマイズは制限されています。
個性的な車にしたい方には不向きです。

また、エンジンや足回りを改造したり、チューニングパーツを取り付けたりすることが禁止されている場合があります。
カスタマイズを行った場合は、カーリース契約終了時に元の状態に戻す必要があります。

3.車の返却時に原状回復が必要

返却時の車両検査で、傷や汚れが見つかると、修復費用を請求されることがあります。
契約内容によって、免責範囲が異なる場合があります。

タイヤの摩耗や内装の汚れなどは、通常の使用による消耗とみなされ、請求されないことが多いです。

4.残価精算のリスク

車の市場価値が下落した場合や、車両に大きな傷や故障があった場合、残価が下がる可能性があります。
その場合は差額を支払う必要があります。

残価の設定方法は、リース会社が独自に算出した残価を設定する場合や、市場価格を参考に設定する場合があります。
残価が保証されるプランを選択することで、リスクを軽減できます。

5.中途解約が難しい

契約期間途中で解約する場合、残りのリース料に加えて、違約金が発生することが一般的です。
転勤や収入の変化など、ライフスタイルが大きく変わった場合でも、契約期間中は解約が難しい場合があります。

リース会社によって、中途解約に関する規定が異なります。
一部のリース会社では、一定の条件下で中途解約が可能な場合もあるので契約前に確認しておきましょう。

個人で車を購入する場合との比較

購入時の初期費用と維持費

<車購入時の初期費用>

車両本体価格車種、グレード、オプションによって大きく変動します。
登録諸費用自動車税、重量税、登録手数料などが発生します。
保険料自賠責保険、任意保険の加入が義務付けられています。
その他ディーラーオプション、ETC車載器など、様々な費用がかかる場合があります。

<車購入時の維持費>

自動車税毎年支払う必要があります。
重量税車検時に支払う必要があります。
自賠責保険料毎年更新が必要です。
任意保険料契約内容によって変動します。
車検費用2年に一度、法定費用が発生します。
メンテナンス費用オイル交換、タイヤ交換など、定期的なメンテナンスが必要です。

ローンとリースの比較

車ローンリース
車の扱い車両を分割払いで購入する方法です。車両を借りる方法です。
所有権所有権は購入時から自分にあります。所有権はリース会社にあり、利用者は使用権のみを持ちます。
支払額金利が発生し、総支払額は高くなります。月々の支払いが一定で、家計管理がしやすくなります。
カスタマイズカスタマイズや改造が自由です。カスタマイズや改造は制限されます。
中途解約中途解約は可能ですが、違約金が発生する場合があります。中途解約は可能ですが、違約金が発生する場合があります。

経費としての扱い方

車購入カーリース
法人固定資産として計上し、減価償却費として経費にできます。リース料を全額経費として計上できます。
個人事業主事業用であれば、固定資産として計上し、減価償却費として経費にできます。事業用であれば、リース料を全額経費として計上できます。

購入とリースの総コスト比較

車購入カーリース
総コスト初期費用に加えて、維持費、税金、保険料、車検費用などが発生します。月々のリース料にこれらの費用がほとんど含まれているため、総コストは購入と比較してわかりやすくなります。

購入とカーリース、どちらを選ぶかは、個人のライフスタイルや経済状況によって異なります。
カーリースの車両の残価、乗り換えの頻度、利用状況などによって、総コストは変動します。
それぞれのケースに合わせて、シミュレーションを行うことが重要です。

カーリースを利用する際のポイント

自分に合ったプランの選び方

カーリースは、自動車を所有せずに利用できる便利なサービスですが、契約内容によってメリット・デメリットが大きく異なります。
より賢くカーリースを利用するために、以下のポイントを押さえておきましょう。

ポイント1) 走行距離

年間の走行距離を正確に見積もり、超過料金が発生しない範囲のプランを選びましょう。
営業職など、長距離移動が多い方は、無制限プランがおすすめです。

ポイント2) 契約期間

2年、3年、4年など、様々な契約期間が設定されています。
将来の車の乗り換えを検討しているか、それとも長く同じ車に乗り続けたいかなど、ライフプランに合わせて契約期間を選びましょう。

ポイント3) 車両の種類

セダン、SUV、ミニバンなど、様々な車種から選ぶことができます。
家族構成や利用シーンに合わせて、最適な車種を選びましょう。

ポイント4) オプション

ナビゲーションシステム、ドライブレコーダー、ETC車載器など、必要なオプションを自由に選択できます。
カーリース会社によっては、人気のオプションをセットにしたプランも用意されている場合があります。

ポイント5) 残価設定型か、全額償却型か

  • 残価設定型: 契約終了時に車両を返却するか、残価を支払って買い取るかを選択できます。
  • 全額償却型: 契約終了時に車両を返却するだけです。

残価設定型は、月々の支払額を抑えられるメリットがありますが、残価が予想より低い場合、差額を支払う必要があります。

信頼できるリース会社の選定

カーリースは、自動車を所有せずに利用できる便利なサービスですが、契約するリース会社によって、サービス内容やサポート体制は大きく異なります。
そのため、信頼できるリース会社を選ぶことが、満足のいくカーライフを送る上で非常に重要です。

信頼できるリース会社の選び方について以下の7ポイントを押さえておきましょう。

ポイント1) 取り扱い車種とプランの豊富さ

人気車種だけでなく、ニッチな車種も取り扱っているか確認しましょう。
豊富なプランが用意されています。
走行距離、契約期間、オプションなど、様々な組み合わせのプランがあるか確認することで、自分のライフスタイルに合ったプランを見つけやすくなります。

ポイント2) 月々の支払額と追加費用

複数のリース会社で比較し、月々の支払額が最も安いプランを選びましょう。
ただし、安いプランばかり選ぶのではなく、保証内容やサービス内容も比較検討することが重要です。

車両保険料、メンテナンス費用、納車費用など、月々の支払額以外の費用がどれくらいかかるのか確認しましょう。

ポイント3) 保証内容

エンジンやトランスミッションなど、主要な部品の故障に対する車両保証期間や内容を確認しましょう。
またパンクやバッテリー上がりなどのトラブルが発生した場合のサポート内容を確認しましょう。

そして事故や故障による修理費において、自己負担となる免責金額を確認しましょう。

ポイント4) 口コミや評判

インターネット上の口コミサイトや、実際に利用した人の体験談などを参考にしましょう。
特に、契約後のサポート体制やトラブル対応について、詳しく書かれている口コミは参考になります。

ポイント5) 会社の歴史と実績

リース会社の歴史や実績を確認することで、会社の安定性や信頼性を判断できます。
長い歴史を持つ会社は、ノウハウが蓄積されており、安心して契約できる可能性が高いです。

ポイント6) 相談窓口の体制

契約後の相談窓口が充実しているか確認しましょう。
車に関する疑問やトラブルが発生した場合に、気軽に相談できる体制が整っているか確認することも大切です。

電話対応だけでなく、メールやチャットでの問い合わせに対応しているかなども確認しましょう。

ポイント7) 店舗の立地

契約手続きや車両の引き渡しを行う店舗の立地が、自宅や職場から近い方が便利です。
また、店舗に直接足を運んで、担当者と話をできる環境も重要です。

リース会社を選ぶ際の注意点

月々の支払額が安いプランを選ぶのは大切ですが、保証内容やサービス内容も比較検討しましょう。
金額が安すぎるプランには、何かしらの落とし穴がある可能性もあります。

契約書の内容をしっかりと読み込み、不明な点は担当者に質問しましょう。
特に、解約に関する規定は、よく確認しておきましょう。

複数のリース会社のパンフレットを取り寄せたり、ウェブサイトを比較したりして、複数のカーリース会社から一番自分に合った会社を選びましょう。

契約前に確認すべき事項

契約前に必ず確認しておいた方がいいのは次の5項目です。

1) 契約内容

月々の支払額、契約期間、走行距離制限、解約違約金など、契約書に記載されている内容をしっかりと確認しましょう。

特に、解約に関する規定は、よく確認しておきましょう。

2) 車両の状態

納車前に、車両に傷や汚れがないか、しっかりと確認しましょう。
万が一、傷や汚れがあった場合は、納車前に修理してもらいましょう。

3) 保険内容

任意保険の内容をしっかりと確認し、必要な補償を付け足しましょう。
免責金額や補償範囲などを、しっかりと理解しておきましょう。

4) メンテナンス内容

定期的なメンテナンスの内容や、費用について確認しましょう。
カーリース会社によっては、メンテナンスパックが付帯している場合もあります。

5)解約に関する規定

中途解約する場合の違約金や手続きについて確認しましょう。
ライフスタイルの変化などで、契約途中で解約する可能性がある場合は、事前に解約に関する規定を確認しておきましょう。

まとめ

カーリースは、自動車の購入と比較して、様々なメリットがあります。しかし、契約内容によっては、デメリットも存在します。
契約前にしっかりと情報を収集し、自分に合ったプランを選び、安心してカーライフを楽しんでください。

カーリースのメリットを活用する方法

カーリースは、自動車の購入と比較して、初期費用を抑えられ、月々の支払いが安定するというメリットがあります。
これらのメリットを最大限に活用するためには、以下の点に注意しましょう。

<1>ライフスタイルの変化に合わせたプラン選択

将来のライフプランを考慮し、契約期間や車両の種類を選びましょう。
例えば、結婚や出産を控えている場合は、将来の家族構成に合わせた車種を選ぶことが重要です。

<2>お得なキャンペーンや特典の活用

リース会社によっては、季節ごとのキャンペーンや、特定の車種に対する特典などを実施しています。
複数のリース会社を比較検討し、お得なプランを選びましょう。

<3>オプションの選び方

ナビゲーションシステムやドライブレコーダーなど、必要なオプションを選びましょう。
リース会社によっては、人気のオプションをセットにしたプランも用意されている場合があります。

<4>メンテナンスの利用

定期的なメンテナンスをしっかりと行うことで、車の寿命を延ばし、トラブルを未然に防ぐことができます。
リース会社によっては、メンテナンスパックが付帯している場合もあります。

リースと購入のどちらが自分に合っているかを見極める

カーリースと購入、どちらを選ぶべきか迷っている方は、以下の点を比較検討してみましょう。

◇初期費用

  • 初期費用を抑えたい場合は、カーリースがおすすめです。
  • 購入の場合は、車両本体価格に加えて、登録費用や保険料など、まとまった資金が必要になります。

◇月々の支払額

  • 月々の支払いを一定にしたい場合は、カーリースがおすすめです。
  • 購入の場合は、ローンを利用する場合、金利が発生するため、月々の支払額が変動する可能性があります。

◇車の乗り換え頻度

  • 新しい車に乗り換えたい場合は、カーリースがおすすめです。
  • 購入の場合は、車を売却する手間や、下取り価格が低いリスクがあります。

◇カスタマイズ

  • 車を自分好みにカスタマイズしたい場合は、購入の方が自由度が高いです。
  • カーリースの場合は、カスタマイズが制限される場合があります。

安心してカーライフを楽しむためのアドバイス

■契約内容をしっかりと確認

契約書の内容をしっかりと読み込み、不明な点は担当者に質問しましょう。
特に、解約に関する規定は、よく確認しておきましょう。

■定期的に車両の状態を確認

定期的に車両の状態を確認し、異常が見つかった場合は、すぐにディーラーに相談しましょう。

■保険内容の見直し

ライフスタイルの変化に合わせて、保険内容を見直しましょう。

■カーリースに関する情報を収集

インターネットや雑誌などで、カーリースに関する情報を積極的に収集しましょう。

この記事を書いた人

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TOYODA MOTORS

自動車販売・カーリース・自動車整備・車検・点検・鈑金・ボディーコーティングなど車に関わることは浜松市中央区(旧西区)の「トヨダモータース」へ。